百獣の王である獅子は、風水学においても「吉祥瑞獣」であり、破邪の霊獣と言われています。
中国の伝統的な宮殿や政府機関の正門の両脇には必ず一対の大きな獅子の像が置かれています。
獅子には退魔の力があると言われていて、門や扉の守護物とする習俗が生じ、あらゆる邪気の侵入を防ぐとされ、中国では魔除けの風水聖獣として崇められる獅子を玄関や入口に飾る場合が多く見られます。
日本では、神社の社前や宮中の鎮子に、狛犬と対をなして獅子の像を置き魔除けとしました。
沖縄のシーサーは「獅子」を沖縄方言で発音したもので、八重山諸島ではシーシーとも言われます。
また、陰陽五行の「左青龍男、右白虎女」という教えにより入口を背にして左に雄を、右に雌を置くのがきまりで、雄は口を開けて福を呼び込み、雌が口を閉じているのは捕えた福を逃さない為と云われ、これは狛犬にも通じます。
邪気祓いの他にもう一つ、獅子には事業運を高め、財運を招く効果もあります。
この場合は、獅子を置く方角や向きは、どのようにしてもかまいませんが、やはり入口付近に置くのが一般的です。
獅子を置いた建物や部屋の金運を上げることにより、事業運を良くする効果があります。
魔除けとしては、特に商店や事務所など常に競争にさらされる場所には最適な風水アイテムです。
Copyright© 縁起物 All Rights Reserved.