縁起物 陶器 | 福助

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福助


福助

福助人形は、幸福を招くとされる縁起人形です。 正座をした男性で、大きな頭とちょんまげが特徴です。
元々は、文化元年頃から江戸で流行した福の神の人形叶福助で、願いを叶えるとして茶屋や遊女屋などで祀られました。 叶福助のモデルとなった人物も実在したと言われています。
当時の浮世絵にも叶福助の有掛絵が描かれ、そこには「ふ」のつく縁起物と共に「睦まじう夫婦仲よく見る品は不老富貴に叶う福助」と書かれています。 一説には、享和2年に長寿で死去した摂津国西成郡安部里の佐太郎がモデルであると言われています。
もともと身長2尺足らずの大頭の身体障害者でしたが、近所の笑いものになることをうれい、他行をこころざし東海道を下る途中、小田原で香具師にさそわれ、生活の途を得て、鎌倉雪の下で見せ物にでたところ、評判がよく、江戸両国の見せ物にだされました。
江戸でも大評判で、不具助をもじった福助の名前を佐太郎に命じたところ、名前が福々しくて縁起がよいと見物は盛況でした。 見物人のなかに旗本某の子がいて、両親に遊び相手に福助をとせがんで、旗本某は金30両で香具師から譲り受け、召し抱えました。
それから旗本の家は幸運つづきであるのでおおいに寵愛され、旗本の世話で女中のりさと結婚し、永井町で深草焼をはじめ、自分の容姿に模した像をこしらえ売りにだします。 その人形が、福助の死後、流行した、といいます。